本山・慶讃法要参拝と京都奈良旅行に行ってきました
2023年4月20〜22日
京都の本山で3月〜4月にお勤めされた『宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶應法要』への参拝を含めた2泊3日の京都奈良旅行に行ってきました。
西念寺からは、住職・坊守を含め14名で参加しました。同じ4月21日の法要参拝となった近隣の寺院との合同の懇親会や、一部の観光も一緒に行うなど、コロナでの3年間のブランクを経て交流を深められた楽しい3日間となりました(住職)。
<以下の写真はご参加の皆さまのお顔が写っていないものを選んであります。ご了承ください>
慶讃法要京都奈良旅行をふり返って
文:参加者Oさん/写真:住職
1日目(4月20日)
昼前に京都着後、西念寺と、隣町の大谷派の寺院2ヶ寺の計3ヶ寺でバスを貸し切り、まずは嵐山へ。
天龍寺のお庭を拝観した後は、各々での竹林や、渡月橋あたりを散策して楽しみました。石庭で知られる龍安寺も訪れました。
夜は近隣の5ヶ寺合同の懇親会が行われました。
2日目(4月21日)
午前中は、本山にて今回の目的であった慶讃法要へ。今回の法要は、御影堂、阿弥陀堂の両堂で同時進行で一体となって勤まり、ネットでもライブ配信されるなど、盛大なものでした。私達は御影堂にて参列しました。
勤行の後、法話を担当された大阪・豊中市徳用寺、藤政明宏氏は「親鸞聖人がこの世に誕生し浄土真宗が世界に開かれたことに感謝したい。親鸞聖人の誕生がなければ、私たちも浄土真宗に出遇うこともなかったし、親鸞聖人もまた法然上人に出会われなければむなしく人生を過ごされていたかもしれない。私たち一人ひとりの人生においても、いろいろな出会いの喜びがある。一生懸命生きていてもなかなか手応えがないと、人はむなしさを感じることがあるが、どんな人生であっても、それぞれにこの上もなく尊い。人として生まれた意味をたずねていこう」と述べられました。
法要の前後に、本山の中を案内していただきました。「慶讃テーマ館」では、親鸞聖人が9歳の時に得度をされた際に使用された剃刀が特別展示されていました。
午後は、この「親鸞聖人のご生涯をたずねる」というテーマに沿って、西念寺のメンバーで「親鸞展」が開催されていた「京都国立博物館」と、親鸞聖人が得度をされた寺である天台宗の「青蓮院」を訪ねました。
本山に展示されていた剃刀はこの青蓮院から貸し出されていたもので、院内には親鸞聖人された部屋も残っていました。
京都東山の豆腐料理店での夕食では、西念寺からの参加者同士の交流を深めました。
3日目(4月22日)
1日目と同じ3ヶ寺の参加者でバスにて奈良へ足を伸ばし、法隆寺と興福寺をめぐりました。
斑鳩の里、法隆寺では聖徳太子の時代の文化に触れ、有名な百済観音像、玉虫厨子など、昔社会科の教科書に出てきた文化財を見物しました。幸運にも夢殿の春の特別開帳の期間にあたり、夢殿内に安置されているなども見学できました。
奈良の街中の興福寺では、国宝館に安置されている仏像を拝観し、中でも有名なに、しばし時を忘れて見入りました。
新幹線に乗り換える京都駅でお土産を買い求め、関東へと帰途につきました。
個人的な話になりますが、私にとっては2009年の奉仕団での本山参拝、2011年の親鸞聖人750回御遠忌法要参加に次いで、今回3回目の本山参拝旅行でした。次に本山で行われる慶讃法要は25年後とか⋯。元気なうちに、このような記念の法要に参加できたことは、この上なく嬉しいことでもありました。また、3日間を共に過ごす中で、ご一緒した皆様とは親交を深めることができ、これもとても嬉しいことでした。ご住職、坊守様のご配慮とご尽力に、深く感謝申し上げます。
以下、帰りのバスの中で、参加の皆様からインタビューした感想をご紹介します。
参加された皆さまからの声『今回一番心に残ったこと』
今回の本山参拝は初めての経験でした。同時に帰敬式を申し込み、慶讃法要終了後、申し込んだ人は1ヶ所に集められ、無事受けることができました。全国各地から同時に50人くらい集まっていて時間が掛かり、名前を呼ばれたのは真ん中くらいだったので、待っている間、非常に緊張しました。でも感動はひとしおで、今度は皆さんを連れて行きたいと思いました。(Iさん)
京都へは、昔、夫が参加させていただきましたが、私は初めての本山参拝でした。慶讃法要も厳かで感動しましたが、本山の中を見学させていただけたことも良かったです。今度は、帰敬式を受けようと思っています。奈良の法隆寺は高校の修学旅行以来でしたが、いろいろな思い出が蘇り、その地を今回高校時代の同窓生と共に訪れることができたこと、また来年は孫が高校の修学旅行で訪れるのだろうと、様々な想いが湧いて心に残りました。(KRさん)
慶讃法要が大々的に行われて、とても印象に残っています。前回は奉仕団としての参加だったけれど、今回の慶讃法要は全く違うものでした。今回の参加は、この慶讃法要が第一の目標だったので、ご縁があって、この節目の法要に参加できたことは、本当に良かった。皆さんと3日間和やかに過ごせたことも、良かったと思っています。(K夫妻さん)
本山へは今回が3回目の参加でした。最初は20年ほど前、西念寺女性奉仕団として前坊守様と一緒に女性ばかり6人で参加、次は親鸞聖人750回忌にバスで参加。今回、中を案内していただいた時に見た「毛綱」は、初めての参加の時にも説明を受けて感動したものでした。昔の女性が髪の毛を切って提出するということは凄いことで、女性たちの何か自分に出来ることをとの思いが伝わってくるようで、又新たな感動を受けました。今回、高校の同窓生と2人で参加し、嵐山の渡月橋、奈良の法隆寺と、高校の修学旅行地を再び訪れることができたことにも、深い感動を覚えています。(KBさん)
お寺の旅行には初めて参加しました。親鸞聖人の生い立ちから最後の時まで、ご生涯を通して知ることができたことが良かったです。今のような便利な時代になっても、心や自然は変わらないのだと教えられました。京都のきらびやかさに対して奈良の昔の面影を残す佇まいとの違いも印象的でした。普段お話したことのなかった方とも、3日間ご一緒できたことで交流が深められて良かったです。これからも機会があれば参加させてください。ご指導のほど、宜しくお願いします。(Sさん)
知らない団体旅行に入るということに躊躇しながら参加させていただきましたが、皆様の雰囲気がとても良く、和やかに過ごさせていただきました。親鸞聖人の御生涯がよくわかって良かったです。(Hさん)
ご住職、坊守様に気を遣っていただき、感謝しています。京都・奈良は高校の修学旅行以来初めて訪れました。日本の原点であり文明の発祥地でもあり、素晴らしい文化財も多く、それぞれのお寺での説明も良く、たくさん勉強させていただきました。また親鸞聖人、聖徳太子の勉強ができたことも良かったです。観光も良かったけれど、全国から門徒達が集まっての慶讃法要は、組織の素晴らしさを感じ、一生の思い出に残ります。今回の経験をこれからの人生に役立てていきたい、これを日々の糧として、お念仏をあげながら、心新たに良い人生を送っていきたいと思っています。(F夫妻さん)
皆様親切で、楽しく参加できました。京都とは又違った奈良、法隆寺の建物の重厚さが印象的でした。京都旅行には2度目の参加で、昔本山奉仕団として参加させていただきました。建物の中を掃除した思い出がありますが、今回は慶讃法要ということで全然違っていました。たくさんのご僧侶での読経、法話、どれも素晴らしいもので、参加させていただけたことに感謝しています。この経験をこれからの人生に役立てていきたいと思っています。(FRさん)
前回は14年前に奉仕団として参加し、今回2度目の参加でした。今回も皆さんまとまりが良く、団結力がありました。奉仕団とはまた違って、午前中から慶讃法要に参加できたことは、とても良かったことで、感動しました。観光では天龍寺が良かったです。春の気候とは違った暑いほどの陽気の中、綺麗な景色を堪能しました。(Mさん)
皆さま、また西念寺でお会いしましょう!