西念寺本堂

ご身内の方を亡くされて、お寂しいことでしょう。驚き、戸惑い、悲しみの中お葬儀の段取りをするのはとても大変なことと思います。

浄土真宗のお通夜、お葬儀は、次のような流れになります。

亡くなられたらお寺にご連絡ください。住職が枕勤めに参ります。

ご遺体の前で、御本尊に向かってご家族やお集まりいただいた方とおまいりをいたします。そして、これからの通夜、葬儀の日程等のご相談をさせていただきます。

通夜、葬儀とは、亡き人の生涯を偲ぶ中で死の事実を見つめ、その尊い命から私たち自身のいのちを見つめる大切な仏事です。

「友引」や「清め塩」について

「友引」に葬儀を出すと「死者が友を引く」など、六曜(先勝/友引/先負/仏滅/大安/赤口)を気にされる方が多いのですが、気にされなくて結構です。六曜は中国が起源ですが、中国では数百年前には廃れ使われなくなっています。親鸞聖人は「吉良日を視ることを得ざれ(日の吉凶を選ぶことはよくない)」、本質的なことを大切にしてほしい、と教えておられます。日取りはご家族と住職、葬儀社とで相談して決められるとよいでしょう。

浄土真宗では清め塩を用いません。生まれることも死ぬこともかけがえのない“いのち”の営みです。死は穢れではなく、塩で清める必要はありません。

西念寺やご自宅でもお通夜・お葬儀をしていただけます

お通夜、お葬儀の会場は斎場に限りません。お寺でも、ご自宅でも行っていただけます。毎日生活されていたご自宅や、仏様の教えを聞く場である落ちついたお寺で、私たち一人一人が亡き人のご生涯を尋ね、つながりにに感謝しつつ、亡き人の願いに耳を傾けていく時間を持つことを大切にしていただけたらと願っております。

ご不安なこと、ご不明なこと、なんでもお寺にご相談ください。