西念寺おしらせ編集委員が語り合った今昔話(その1)
コロナ禍のため長くなった巣ごもり生活で「お家時間」が増えたり、毎日の「散歩」が日課となった人も多いのではないでしょうか。毎日の散歩で何気なく見ていた風景の中に、昔と比べて大きな変化があることに気づくことはありませんか。
そこで、今回、ちょっと時間軸をずらして過去と現在を比較し、例えば、「昔はこんなこと(もの)はなかったが、今は増えて来たな」「昔はあったけど、今は見かけないな」「昔はこうやるのが当たり前だったけど、今はもうやらなくなったな」等々、時代と共に大きく変化した物や事柄を『おしらせ』編集委員のみんなで語り合ってみました。
このような話題で、ご夫婦をはじめ、お子さんやお孫さんと「お家時間」の団欒を楽しまれてはいかがでしょう。ご自身にとっても昔を思い出す機会にもなり、お子さんやお孫さんも身近な昔のことを知ることが出来て面白いのではないかと思います。
「昔は見かけなかったが、今は増えてきたな!」というもの
<Aさんの話>
最近増えてきた「黒い家」
散歩の途中で「真っ黒の壁、片面だけ傾斜した屋根、コンクリートで固めた庭」の一戸建ての家を何軒か見かけました。新築や建て替えた家のようでしたが、このような家が増えてきたように思います。
「黒い家」というのは、昔はレストラン等の店以外は殆んど見かけなかっただけに目立ちます。恰好良いですね。しかし、年配者の私には家を「黒い色」にする勇気はないですね。最近の若い人?の色彩感覚はここまで来たかと隔世の感がします。また、庭も最初からコンクリートで固めた地面ですが、カーポートのようです。車が必需品となった車社会の時代だなと痛感します。
委員のお一人から「坂東市の新庁舎は黒い色だよ」との情報を戴き、早速、見学に出掛けてみました。建物の外観は現代風の垢抜けたデザイン、全体に黒い色調で統一されています。美術館かと見紛うほどです。驚きました。私の色彩感覚はもう古いようです。
<Bさんの話>
散歩道で出会うワンちゃんたちの今昔
犬を運動させるために人もついでに散歩というのが昔からの定番ですが、昔は外で家の番犬として飼われていた犬が多く、犬種も少なくシェパードや雑種犬が多かったように思います。
しかし、近年は室内で飼われている小型犬が多く、犬種も多いのに驚きます。しかも、毛が綺麗にカットされたお洒落な犬が目立ちます。洋服も防寒着から、レインコート、靴など、犬側の事情や住宅事情によるウェアの開発も進んでいるのだなと感じます。食事も昔はその家の夕食の残飯とかを与えていた家が多かったと思いますが、今の犬は栄養価が高くて健康に良いペットフードが主流とのこと。寿命も延びているとのことです。
先日、後ろ足が不自由なのでしょう、補助車をつけてもらい、前足で元気に歩いている犬を見かけました。飼い主の愛情を感じるとともに、装具が開発され、時代が変わってきたことをしみじみと感じるこの頃です。
しかし、一方で夜道で首にぶら下げた小さなライトを点けて歩いていた犬を見かけた時には思わずまぶしくないかしら、と心配になってしまいましたが、どうなのでしょう。