5月5日 ペットメモリアルガーデンはるかの合同法要を行いました 

西念寺境内にあるお墓・納骨堂『ペットメモリアルガーデンはるか』では、毎年5月5日に合同法要を行っております。今年もご縁のある多くの方々がおまいりにみえました。

昨年愛犬を亡くされ、このたびの法要に参詣された方より、法要のご感想等をいただきましたので、以下、ご紹介いたします。

“はるか”の合同法要に参加して

野田市 T.O.様より

昨年末、12月30日に愛犬を亡くしました。前の飼い犬を亡くしてから久しく、5年ぶりに「ペットメモリアルガーデンはるか礼拝堂」の合同追悼法要に参加させていただきました。

ゴールデンウィークの最中の5月5日に毎年行われているこの合同法要、今年も亡くなったペットを偲んで沢山の人々が集まっていました。境内に立てられたパラソルの下の椅子に、また周りの木々の木陰に、強い日差しを避けるように思い思いの場所で開始を待つ人々、小さい子を連れた家族連れや、犬を抱きながら参加されている人達など、その数は60〜70人にも及ぶでしょうか。ここに来ると今はペットも家族の一員なのだと、改めて感じさせられます。

初めて会った人なのに、隣あわせた人同士で亡くなったペットの話をしながら打ち解け合っている様子は実に和やかで、ペットが生前愛されていた様子がよくわかります。知らない人同士でも話ができる温かい雰囲気は、毎年のこの法要の特徴でもあります。

10時、住職と前住職のお二人での読経が始まり、焼香が始まると長い列ができ、最後の人の焼香が終わるまで読経が続きました。

その後、前住職が礼拝堂の前に立たれて、お話をされました。

「世界の中では悲しい戦争が続いている。人は動物を支配しているつもりでいるが、その人間こそ、おろかなものだと感じさせられる」

「ペットを愛し可愛がってきたつもりでいても、実はそのペットがいてくれたから、目の前に現れてくれたからこそ、可愛がるという気持ちが生まれ、愛するという気持ちを持つことができたのだ」とのお話が心を打ちました。私も愛犬とともに過ごした15年の月日を想い、確かに、この子が私の前にいてくれたからこそ、癒され、可愛がるという想いを沢山持つことができたのだと改めて気づかされ、愛犬からもらった幸せを想って涙が溢れました。 

本堂の奥の『はるか』の世界には、いろいろな家族の想いが詰まっています。